どうも社畜です。
時間の無い映画好きの社会人の皆様へ、心が揺さぶられるハズレのない映画をご紹介します。
第三段は、〈価値観が変わる編〉!
差別や戦争の裏にある人間の醜い部分をリアルに描いた作品や、ジェンダーに悩みながらも前に進む人間の生き様が描がかれた作品など、衝撃作の数々をご紹介。乞うご期待!
※★はMax5です。
★3.8 ゲット・アウト

参照元:https://filmarks.com/movies/70717
おもしろいポイントを解説!
1. ジャンルの新しいアプローチ
ホラー映画として始まるものの、人種問題や社会的緊張をテーマにすることで、単なる怖がらせ以上の深みを持っています。ホラーの恐怖が「怪物」や「幽霊」ではなく、人間の心や社会構造に根差している点が斬新です。
2. 心理的な不安感の演出
冒頭から「何かがおかしい」という雰囲気が漂い、観客は常に疑念を抱きながら物語を追います。例えば、パーティーでの奇妙な会話や執事・家政婦の不可解な行動が、不気味さを徐々に増幅させます。
3. 細かい伏線とその回収
映画全体に散りばめられた細かい伏線が、物語が進むにつれて鮮やかに回収されます。たとえば、序盤の「鹿」やティーカップのシーンが後の重要な展開と結びついており、観客に「あの時のあれか!」という快感を与えます。
4. 社会問題への鋭い批判
物語の背景には、人種差別やステレオタイプに対する鋭い批判が込められています。ただ単に「悪い白人 vs 善良な黒人」といった単純な構図ではなく、リベラル層の無意識的な偏見や、「所有」の概念を通じた植民地主義的なテーマも描かれています。
5. 緊張感とユーモアの絶妙なバランス
恐怖シーンが続く中で、主人公の親友ロッドの登場により、緊張が一気に解けるようなユーモアが挟まれています。この軽妙なトーンが観客を一息つかせつつ、キャラクターの親しみやすさを引き立てています。
6. 映像と音楽の巧みな使い方
色彩や構図が心理状態を映し出し、音楽や効果音が恐怖や緊張感を高めています。特に「ティーカップの音」の使用が、単なる音を超えてストーリーの重要な要素になっているのは見事です。
7. エンディングの爽快感
恐怖と緊張が極限に達した後のカタルシスが非常に強い作品です。特に、予想を裏切る展開で締めくくられるため、見終わった後の満足感が大きいです。
これらの要素が絡み合い、『ゲット・アウト』は単なるホラー映画以上の「考えさせられるエンターテインメント」として高く評価されています。
★3.9 ミッドナイトスワン

参照元:https://filmarks.com/movies/87572
おもしろいポイントを解説!
1. トランスジェンダーの主人公の物語
主人公・凪沙(ながさ)がトランスジェンダーであるという設定が、映画の核となるテーマを生み出しています。性別やアイデンティティにまつわる葛藤が描かれる中で、観客は彼女の痛みや希望を深く共感しながら追体験します。
2. 親子愛の普遍的な描写
血のつながりのない養子の少女・一果(いちか)との交流を通じて、家族のあり方や愛情の形について考えさせられます。彼女たちの間に芽生える絆が、非常にリアルで感動的に描かれています。
3. ダンスという象徴的な要素
一果がバレエに夢中になる姿と、それを支える凪沙の姿が、人生の困難を乗り越える力や美しさを象徴しています。バレエのシーンは美しく撮られ、物語に芸術的な深みを加えています。
4. 人間の孤独と再生を描く
凪沙も一果も、それぞれ深い孤独を抱えていますが、出会いを通じて新しい居場所を見つけていく過程が、心に響きます。彼女たちの成長と再生のストーリーが、観客に希望を与えます。
5. 社会問題に対する鋭い視点
トランスジェンダーの生きづらさ、家族のあり方、児童虐待や貧困といった社会問題が背景にあることで、単なる個人のドラマにとどまらない広がりを持っています。社会的な偏見や課題に向き合う姿勢が、映画全体をより深刻かつリアルなものにしています。
6. 草彅剛の圧巻の演技
主演の草彅剛が、凪沙の複雑な感情や内面の葛藤を圧倒的な演技力で表現しています。彼の繊細で説得力のある演技が、物語に一層の深みを加えています。
7. 映像と音楽の美しさ
映像は情緒的で、淡い色調や静かなシーンがキャラクターたちの内面を映し出します。また、音楽も感動的で、物語の流れをさらに引き立てています。
8. 結末の余韻
物語の最後には、大きな衝撃や感動が待っています。観客にさまざまな感情を抱かせながらも、深い余韻を残すエンディングが印象的です。
『ミッドナイトスワン』は、個々の葛藤や人間関係を通じて、愛や受容、人生の美しさを問いかける作品です。観る人によって異なる感情やメッセージを引き出す、普遍的で力強い物語といえます。
★3.9 ジョジョ・ラビット

参照元:https://filmarks.com/movies/82051
おもしろいポイントを解説!
1. ブラックユーモアとシリアスの融合
ナチス・ドイツを舞台にしながら、子どもの視点を通じて戦争の不条理や偏見をユーモラスに描きます。一見風刺的で笑える場面も多いですが、その背後には深刻なメッセージが隠されています。
2. 主人公の成長物語
少年ジョジョが、ナチスのプロパガンダに染まりながらも、ユダヤ人少女エルサとの出会いを通じて次第に人間として成長していく姿が感動的です。洗脳された偏見が愛と理解に変わっていく過程が丁寧に描かれています。
3. 空想のヒトラーという奇抜なキャラクター
ジョジョの空想上の友人として登場する「ヒトラー」が、彼の心の葛藤や未熟さを象徴しています。このキャラクターが子どもらしいナイーブな発想と、大人社会の狂気を同時に映し出している点がユニークです。
4. 人間の多面性を描くキャラクターたち
母親ロージーやキャプテン・クレンツェンドルフなど、周囲の大人たちは一面的な悪役ではなく、それぞれが複雑な背景を持っています。戦争という極限状態の中での人間らしさが強く印象に残ります。
5. ビジュアルの美しさと個性的な演出
色彩豊かな映像やリズミカルな編集が戦争映画らしからぬ軽やかさを生み出しています。特に、ビートルズの「I Want To Hold Your Hand」のドイツ語カバーなど、現代的な音楽の使い方が新鮮です。
6. 子ども目線で描く戦争
ジョジョが持つ純粋さや無知さが、戦争の現実と対比されることで、物語に切なさと奥行きを与えています。子どもならではの視点で戦争を描くことで、観客に改めてその非人道性を考えさせます。
7. 感情を揺さぶるクライマックス
物語後半では、笑いの中に隠されていた戦争の悲惨さや喪失感が強烈に表現されます。特に母親ロージーとのエピソードは、観客に深い感動を与えます。
8. 希望を残すラストシーン
戦争が終わった後、ジョジョとエルサが外の世界に歩み出す場面は、悲しみの中にも未来への希望を感じさせる名シーンです。心温まるエンディングが観る者の心に残ります。
『ジョジョ・ラビット』は、戦争という暗いテーマを扱いながらも、笑いと感動で包み込んだ異色の作品です。ユーモアの裏に隠された深いメッセージが、多くの人々の心を動かしています。
★4.1 パピヨン

参照元:https://filmarks.com/movies/79884
おもしろいポイントを解説!
1. 実話を基にしたストーリー
映画は、実際に存在したアンリ・シャリエール(通称パピヨン)の脱獄記を基にしており、史実に裏打ちされたリアリティが物語に深みを与えています。「どんな状況でも自由を求める」というテーマが普遍的な感動を呼び起こします。
2. 圧倒的なサバイバルドラマ
厳しい環境の刑務所や孤島での過酷な生活がリアルに描かれており、観客は主人公と一緒に生き延びる緊張感を体験します。特に、監禁や孤立という極限状態でのパピヨンの精神力の強さが印象的です。
3. 友情を中心にした人間ドラマ
パピヨンと相棒のルイ・ドガとの友情が物語の重要な柱となっています。全く性格の異なる二人が助け合い、絆を深めていく過程は心温まるだけでなく、人間の連帯感の美しさを強く感じさせます。
4. 脱獄のスリルと緊張感
何度も繰り返される脱獄計画とその緊迫感が見どころです。計画が失敗に終わるたびに増す苦しさや、希望を捨てない姿勢が観客の共感を呼びます。特に、最後の脱獄はスリル満点で手に汗握る展開です。
5. 壮大なロケーション
物語の舞台となる熱帯の島々や荒れ果てた刑務所の風景は圧巻で、自然の美しさと人間の孤独さを対比的に描いています。映像美が観る者を物語の世界に引き込みます。
6. 自由への深いメッセージ
映画全体を通して「自由」とは何かを問いかけてきます。単なる身体的な自由だけでなく、精神的な自由の大切さが強調されており、観客に深い余韻を残します。
7. キャラクターの強烈な存在感
パピヨンの大胆で強靭なキャラクターと、ドガの繊細で頭脳明晰な性格が絶妙なコントラストを生み出しています。二人の個性が物語をより魅力的なものにしています。
8. 生きることへの希望
どれほど絶望的な状況に陥っても、決して諦めない主人公の姿が観客に勇気を与えます。「人間はどんな困難にも立ち向かえる」というメッセージが、深い感動を呼び起こします。
『パピヨン』は、自由の追求と人間の強さを描いた物語であり、観る者に希望と勇気を与える作品です。そのスリリングな展開と感動的な人間ドラマは、多くの人の心に深く刻まれるでしょう。
★3.8 リリーのすべて

参照元:https://filmarks.com/movies/61639
おもしろいポイントを解説!
1. トランスジェンダーの先駆者の実話
映画は、実在の人物リリー・エルベの人生を描いています。世界で初めて性別適合手術を受けたトランスジェンダー女性として、リリーの勇気と苦悩が観客に深い感動を与えます。
2. 内面の葛藤を丁寧に描写
リリーが自分の性別に違和感を抱き、それを受け入れていく過程が非常に繊細に描かれています。「本当の自分を生きるとは何か」という普遍的なテーマが共感を呼びます。
3. 夫婦愛の感動的な描写
リリーと妻ゲルダの関係は、単なる愛情以上に深い絆を感じさせます。リリーが自分の真の姿を追求する中で、ゲルダが見せる支えや葛藤が、物語をさらに感動的なものにしています。
4. エディ・レッドメインの圧巻の演技
エディ・レッドメインが、リリーとしての繊細さと力強さを見事に体現しています。その目線や仕草から感じられる心の変化が、観客を彼女の旅路に引き込みます。
5. ヴィジュアルと衣装の美しさ
1920年代のヨーロッパを舞台にした美しい映像美が特徴です。リリーが自分のアイデンティティを見つけていく過程を、衣装や風景が象徴的に表現しています。
6. 性別と自己探求のテーマ
性別や社会的な役割に縛られた人間が、真の自分を求めてどのように生きるのかというテーマが、現代にも通じる普遍的な問いを投げかけます。
7. 挑戦と苦悩のリアリティ
リリーが経験する周囲からの偏見や誤解、医療技術の未発達による苦難が、現実的に描かれており、観客に共感と学びを与えます。
8. 愛と自己実現の両立の難しさ
リリーの自己実現の追求と、それに伴う周囲との関係性の変化が切なくもリアルに描かれています。特に、ゲルダとの関係が変化していく過程は、多くの観客の心に響きます。
9. 勇気の物語
当時の社会的状況を考えると、リリーが自分の道を選び取ることの困難さが伝わってきます。その勇敢さが、現代の観客にも希望を与えます。
『リリーのすべて』は、アイデンティティや愛について深く考えさせられる感動的な作品です。その美しい映像やキャラクターの繊細な感情表現が、観客の心に強く残ります。


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